FD活動報告
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学科・センター独自のFD活動

ここでは、本学の各学科における「独自のFD活動」について記録する。本学の学科構成は大変ユニークであり、各学科で質の高いFD活動を独自に行ってきている。

環境園芸学科 / 管理栄養学科 / 食品開発科学科 / 子ども教育学科 / 教養・教職センター

環境園芸学科

1. 保護者懇談会の開催

保護者(全学年)から学科および都城事務部に対する意見を頂く場として、年1回保護者懇談会を開催している。今年度は12月5日(土)に開催し、まずは教員ならびに学科の活動紹介等を行った。また今年度は、外部講師を招いての就職活動におけるガイダンスを行った。最近の就職の動向やこれからのスケジュール等の説明があり、保護者から大変役に立ち、有意義であったと概ね好評であった。

また、全体での懇談会後、個人面談を希望する保護者に対しては、1・2年生は学年担当、3・4年生は研究室指導教員等が個別に面談し質問・意見に対応した。

2. 学生指導

環境園芸学科の在学生の出身地は全国にわたり、一人暮らしをしている学生も少なくないため、日頃よりきめ細やかな対応を心掛けている。本学科では、学生の学習や進路、日常生活等の相談に応じるために、各学年担当の教員を配置している。学年持ち上がり方式をとっており、入学から、通常3年生後期に研究室に所属となり指導教員の元に学習活動を開始するまでの2年半の間、同じ教員が学生の諸問題に対応している。

1)1年生への指導

担当教員4人と学生部員、学生支援課、学生相談室等の教職員を交えて、1年生全体の状況を把握するために月1回程度の定例ミーティングを行っている。必修授業の連続欠席、体調不良、悩みを抱える学生を早期に把握するとともに、指導方法とその対応策を協議し実行した。また適時、定例学科会議で報告して学生情報を共有し、学科教員への協力を依頼した。

保護者に、班ごとの担当教員、編入生対応教員、学科長、学生支援課、保健室、女子対応教員等の連絡先(メールアドレス、電話番号)を文書で連絡した。オリエンテーション時に、各班約5人ずつで集合写真を撮影し、顔と名前が一致するような資料を作成した。欠席がちの学生については、身体的、精神的、家庭的にどのような特徴があるかを把握し、授業への参加を促す連絡を行ったり、親に連絡をしたり、機会があればできるだけ本人に話しかけるようにした。当該年次の学生は、予定通り、休学等の一部学生を除いて来年度初めに所属する分野が決まった。

2)2年生への指導

担任教員4人と、学生相談に関わる教職員を交えて月1回の定例ミーティングを行った。学業不振や悩みを抱える学生を早期に見つけるとともに、指導方法を協議して適宜対応策を講じた。また、必要に応じて学科会議で報告することにより情報の共有化を図った。当該年次の学生は、予定通り、休学等の一部学生を除いて来年度初めに所属する専攻が決まった。

3)3年生への指導

環境園芸学科では、3年生後期からは原則として全ての学生が研究室に配属されることとなっている。配属学生数の上限を年度ごとに設定し、少人数による教育体制の堅持と研究室の担当教員の負担の偏りを無くす配慮を行っている。配属先の研究室では各教員が専攻演習や研究室の活動を通し、専門分野の教育・研究指導のほか、履修・進路指導も行っている。配属作業においては、学生の希望を調査し、希望研究室が極力反映されるように配慮したが、その結果、研究室の配属者数が2~10名と不均衡となった。

休学等の事情により研究室へ未配属の学生に対しては、3年生担当教員が中心になり指導を行うとともに、次年度の研究室配属に向け2年生担当教員と情報の共有を図っている。休学中の学生については学生本人あるいは保護者と必要に応じて連絡を取り合っている。

4)4年生への指導

上述したような学科の方針に基づき、学生は3年生後期から研究室配属され、4年生の指導は引き続き配属先研究室の教員が中心となり行っている。必修科目である専攻演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲや卒業論文を通し、教育・研究、さらには進路についても少人数あるいは個別指導を行っている。また、必要に応じ、保護者との連絡、学科での情報の共有を図っている。

3. 卒業研究概要集の作成

卒業論文で取り組んだ研究内容の要旨を取り纏めた卒業論文概要集の作成しており、今年度で4回目となった。作成した本概要集の配布は、卒業生・研究室ならびに企画広報課にも配布した。本概要集については、4年生にとって卒業論文の内容の整理・まとめ、さらなる理解に繋がったものと考えられる。

また、研究室配属3年生にとっては4年生の卒業論文や概要とその作成の取り組み姿勢に接することができたことは、今後の自分の取り組みや研究内容の理解に大いに役立つと期待される。

4. オープンキャンパスの開催

環境園芸学科では毎年度、夏と春にオープンキャンパスを開催している。学科の全教員が参加することを基本とし、パネルやポスターの展示、実験や実習のデモンストレーション等を活用して、学科の紹介、特に研究室の紹介を行なっている。

今年度の夏と春のオープンキャンパスでは、5専攻19研究室のブースを設置し、各教員が研究室所属学生の協力も得ながら創意工夫を重ねたブースによる研究内容の紹介を行った。また、それぞれ2名の教員による模擬授業も行われた。

学友会の学生も学科・キャンパスの生徒・保護者への説明に加わり、参加者からは大学・学科についてわかりやすかったとの好評が得られた。

5. 学生の資格取得支援

1)園芸系

(1)毒物劇物取扱責任者
当該資格の説明会と受験講習会を隔年ごとに開催している。(昨年度は、説明会を行い、宮崎県の試験日程・会場等の情報を周知(就職課及び学生支援課と協働)するとともに教本や過去問題等の資料を提供)

(2)土壌医検定
土壌医の資格について、教育・研究・就職支援の一環としてその内容や受験について学生に情報提供を行った。

2)造園系

以下のような特別教育、講習および講義を行なった。

(1)小型車両系建設機械特別教育を実施(年度末に30名が受講し、全受講者の合格を目指した)
(2)チェーンソー(伐木)特別教育の実施
(3)刈払機安全教育の実施
(4)玉掛け技能講習の実施
(5)造園技能士実技対策講習会の開催
(6)造園技能士学科試験対策講習会の開催
(7)造園技能士要素試験対策講座の開催
(8)建築CAD検定の開催

また、造園系では学外における各種造園活動も授業と連携させて積極的に行った。その内容は下記の通りである。

(1)幼児教育施設等における屋外教育施設の整備計画への協力
(2)地方都市の中心市街地活性化に伴う市民広場整備計画への協力
(3)工場緑化における自然教育を視野に入れた環境整備計画への協力
(4)都城市内の河川環境整備計画への協力

3)自然環境系

(1)自然再生士補
自然再生士補の資格について、教育・研究・就職支援の一環としてその内容や受験について学生に情報提供を行った。

(2)生物分類技能検定
生物分類技能検定の資格について、教育・研究・就職支援の一環としてその内容や受験について学生に情報提供を行った。

6. オフィスアワー

学生の学業や学生生活について、質問や相談に応じるための時間としてオフィスアワーを各教員が最低週一回カリキュラムとは別に設けている。原則として、オフィスアワー時間帯には教員が研究室に在室することとし、学生の指導にあたっている。

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管理栄養学科

1.全学的FD活動への積極的な参加

学的FD活動である、各種事業に学科構成員がそれぞれ関係する事業へ参加した。それぞれの事業に参加することで、教育力向上などを目指すことができた。

2.学科独自の委員会の設置

管理栄養学科では、全学的な委員会とは別に学科独自の委員会を設置し、活動を行ってきている。独自の委員会は、管理栄養士国家試験に関して対策の立案等を主な業務にする「国試対策委員会」、学生の就職支援等を主な業務にする「就職担当委員会」、高度な技能をもつ管理栄養士の養成ができるようカリキュラムの検討等を主な業務にする「カリキュラム検討委員会」の3委員会がある。これらの委員会がそれぞれの業務を円滑に進めることにより、学生の国家試験の高合格率、学生の就職の高内定率、高度な技能をもつ管理栄養士の排出を実現している。

3. リメディアル教育の推進

管理栄養学科の推薦入学等で早期に合格した入学予定者を対象に学科独自のリメディアル教育を推進してきている。入学予定者のうち、文系、理系出身者問わず、高校「基礎化学・化学」および「基礎生物・生物」レベルの基礎的な課題10問ほどを出し、決められた期日までに提出させている。栄養学を学ぶにあたり、化学および生物は大変重要な基礎的科目であり、このような課題を出すことで、入学前の学力向上に努めてきている。

4.基礎的科目(化学・生物)の支援

管理栄養学科では上記③の事業とは別に入学後の基礎的科目(化学・生物)の支援も学科独自で行ってきている。1年次配当科目である「からだと栄養実験」にて、高校の基礎化学・化学および基礎生物・生物に関する確認テストを実施し、当該科目が苦手な学生の抽出作業を行っている。当該科目が苦手な学生に対しては、個別に対応するなどして、学科の授業についていけるよう支援してきている。

5.学科構成員全員で参画する管理栄養士国家試験対策

管理栄養学科の大きな教育の目標として、「管理栄養士国家試験の全員受験・全員合格」というものを掲げている。その大きな目標の実現に向け、学科構成員全員が学生たちの国家試験対策の支援を行ってきている。上記②の国試対策委員会が立案した国試対策方針を基に、教員は国試対策授業を行い、助手は勉強会の実施などを行ってきている。これまでの組織的な取り組みの成果もあり、平成26年5月発表の国家試験の結果(8期生)は98.1%と全国でトップレベルの合格率を出した。即戦力のある高度な技能をもった管理栄養士の養成とともに、管理栄養士国家試験に勝てる人材をこれからも養成していく。

6.学生の名前と顔を覚える事業

管理栄養学科では、新入生オリエンテーションの時に顔写真をとり、それをもとに顔写真と氏名の書かれた資料を作成し、学科構成教員へ配布するようにしている。また、学籍カードも作成している。そうすることで、学生一人ひとりの名前と顔を覚えることができるとともに、学生指導・支援の推進に役立っている。

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食品開発科学科

1. 入学前教育(リメディアル教育)の実施

 入学予定の新入生が、入学後に学習をスムーズに開始できるようにすることを目標として、入学手続者を対象に、生物・化学・食品学・数学の分野に関する課題に解答の後、提出してもらうリメディアル教育を学科全教員が取り組んで実施している。提出された解答については、学科教員がコメントを添えて各自に返却している。

2. カリキュラムの検討

 学科教育の根幹をなすカリキュラムの見直しは年間を通じて適宜行っている。特に、専門科目の配当年次や開講科目の検討については十分な時間をかけて行っている。食品開発科学科の名称にふさわしいように、食品開発関連の実習授業を充実させるとともに、これまで選択科目であった複数の食品開発関連講義を必修に変更することで実学教育の強化を実施した。今年度から新たに履修上限単位が設定されたことにより、来年度に向けて一部の科目の開講年次または開講期を変更し、より効果的な学習が可能となるように変更を加えた。

3. 学年別ガイダンスの強化

 各学年での大学生活や卒業後の職業生活への展望を明確に持たせるために、前期・後期の開始時に学年別ガイダンスを実施している。これにより、各自で履修状況や資格取得などに関する意識付けを行うことを可能にし、より有意義な大学生活を送ることができるようにしている。

4. 怠学者および成績不良者に対する緻密な指導

 授業出欠管理の徹底と教員間における情報の共有により、問題を有する学生に対して、指導教員を中心にきめ細かな指導を実施している。

5. レポート作成支援の為の「レポート工房」の運営

 実験授業等で提出が必要なレポート作成に対して、「レポート工房」に設置したパソコンを用いて、1年次の食品基礎実験、食品微生物学実験などの授業において、作図や表計算プログラムの効率的な使用方法を指導している。パソコンとプリンタの導入台数は毎年増やしているので、学生の利便性も更に増し、使用頻度は着実に増加している。これまでに化学構造式を描く際に有用なソフトウエア”ChemDraw”及び描画ソフトの”Illustrator”を導入し、実験レポートのレベル向上に一役買っている。この「レポート工房」の使用に当たっては学生の自主性を尊重しているが、使用時間帯を定めていること、使用簿に記録する等の一定の規則を決めて運用している。

6. 3年前期からの研究室配属

 早期に研究室へ配属させることにより、専攻生への手厚い指導・支援を可能にしている。また、研究室の大学院生や4年生のアドバイスを得ながら、2年間じっくりと高度な専門的知識・技術を習得できることも利点である。

7. 資格取得・就職支援の充実

 食品開発科学科はフードスペシャリストと健康食品管理士の養成校認定を受けている。「応用食品学演習」においては、上記の資格を含む各種資格取得に繋がる教育を実施している。また、例年11月から12月にかけて実施される認定試験に向けて、後期授業の開始とともに受験希望者に対してカリキュラム時間外での受験対策講座を実施している。就職支援に関しては、1年前期に「キャリア入門」を開講するとともに、3年後期に「キャリアフォーメーション」を3年生全員の出席を前提とした授業として開講し、就職課と連携して学生のキャリア形成と就職支援を実施している。

8. 高校との連携

 前年度に引き続き、宮崎農業高校との連携を積極的に行い、相互の教育に係る連携・交流を通して、学生の視野を広げ、教育の活性化を図っている。今年度は高大連携活動の一環として、食品開発科学科の2名の教員が「醤油」「味噌」に関する授業を行い、宮崎農業高校食品工学科の高校生たちが授業を受講し、課題研究で醤油と味噌の仕込みを行うことで、醤油や味噌の製造時に関わる微生物の性質や、仕込み段階の原料の配合割合などについて熱心に学習した。

 また、協定を締結している日南振徳高校の地域農業科食品専攻生の高校生たちに高大連携授業を行った。日南振徳高校では、これまで、高校で栽培した甘しょを使用した芋焼酎を製造しており、今回、焼酎製造の話やニュージーランドにおけるワイン製造の動画を用いたワイン製造の話などを熱心に聞いていた。このような連携のもとに日南振徳高校では、今後はワイン造りにも挑戦する。

9. 企業との連携

 食品開発科学科3年生の「食品開発実習Ⅲ」及び2年生の「食品機能学」の合同特別授業の講師として、全国マヨネーズ・ドレッシング類協会専務理事の小原 勉 氏を招聘し「マヨネーズ・ドレッシングの歴史と産業界の現状」と題して講義していただいた。今後、当学科の学生たちが食品開発分野の学びや実習を行っていく上で参考となる、大変有意義な講義となった。

 食品開発科学科3年生は、夏季集中講義の実学教育の一環として、県内外の焼酎工場、菓子パン工場や公設試験研究機関において、前年同様「食品製造学外実習」を行った。今回、9月初旬に、延岡市の佐藤焼酎製造場において、2名の学生が焼酎用麹つくり、焼酎もろみの発酵管理、蒸留、瓶詰めなどの焼酎づくりを行い、この体験実習の様子が、日本農業新聞と夕刊デイリーに掲載された。この食品製造学外実習(インターンシップ)に参加した学生たちにとって、通常の授業等では経験できない工場現場での焼酎(食品)づくりなど貴重な体験をする機会となった。

 食品開発科学科3年生対象の「食品開発実習II」の授業として、(有)らいふのぱんの山路裕敏社長と山路まりこ専務による「ドイツのソーセージ作り」の実習が行われた。山路まりこ専務からは、ヨーロッパで体験したパンやソーセージ作りなどの食文化について、スライドを用いた紹介があり、その後、両講師の指導によるドイツのフランクフルトソーセージ作りの実習授業が行われた。学生達はドイツやクロアチアなどのヨーロッパの食文化に関する有益な話を聞くことができ、また、実際にソーセージ作りを体験するなど、大変有意義な授業となった。

 その他、綾町の香月ワインズ(ワイン)、(株)南九州ファミリーマート(菓子)、田野町(機能性茶)、川南漁協(魚の加工)、鯖尾庵(甘藷の加工)、県地域農業振興課(鹿肉の加工)と学生も交えて共同開発を行い、学生が6次産業化や地域食品開発、地域ニーズ等を理解するのに役立てた。

10. 各種地域イベントへの積極的な参加

 地域における食品開発の学科としての存在感を高めるために、みやざきテクノフェアなどの地域イベントに参加した。展示ブースには中学生や高校生をはじめとする多数の見学者が詰めかけた。さらに、「第7回中央西地区 健康ふくしまつり」に参加し、本学のブースでは「食と健康の広場」で、食品開発科学科の教育・研究内容のパネル展示による紹介、教職課程の学生による紙芝居風「食品クイズ」、実習として教職課程の学生による食品色素の実験「カメレオン麺」等を実施し、お子様からお年寄りまで、幅広い年齢層の地域住民の皆様に楽しんでいただくことができた。また、教員免許取得を目指す当学科の学生たちにとっては大変貴重な機会となった。

11. 学科主催卒業祝賀会の実施

 卒業生の門出を学科教員で祝福することを趣旨とする学科主催の卒業祝賀会を卒業式の終了後に実施している。卒業生による思い出や感謝の気持ちを表明する機会となり、学科教員からのひとことや保護者代表による挨拶および在学生代表からの贈る言葉など、卒業式の厳粛な雰囲気とは異なるアットホームな雰囲気で卒業生を送り出すイベントとして、学科では定着している。

12. 学年を超えた学生同士の交流促進

 学科内で学生同士の学年を超えた交流を促進する各種交流イベントを実施しているが、今年度は、放課後の時間帯を利用したバレーボール大会を開催した。各学年をランダムにグループ分けし、バレーボールの試合を楽しみながら、試合の合間に自己紹介などをして親睦を深めた。また、きりしま祭では学科として模擬店を出店し、各学年の学科生が協力することにより成功に繋げることができた。

13. きりしま祭で学生が模擬授業を実施

 前年に続き、きりしま祭で教職課程の学生が中心となって模擬授業を行った。小学生を含めた家族連れが参加し、子供たちの関心も深めることができた。

14. 宮崎市地方創生人材育成支援事業への参画

 今年度、地元の食品産業の発展に情熱をもって取り組める人材の育成を目的として、宮崎市地方創生人材育成支援事業に参画した。事業内容の一つとして、1月26日(火)に県内外から3名の講師を招聘してフォーラム「地元食材を用いた食品の開発」を開催した。学生にとって学外講師の貴重な講義を受けられる貴重な機会となった。また、同事業の県外視察として、希望する学生を教員が引率して、新宿みやざき館KONNE、伊勢丹新宿店、アサヒビール工場、明治守谷工場、キッコーマン野田工場などの見学を実施した。

15. 「食事体験実習」をフレッシュマンアワー授業として実施

 平成27年6月15日(月)に食品開発科学科1年生対象のフレッシュマンアワー授業の一環として、フェニックス・シーガイア・リゾートにおいて食事体験実習を行った。この実習の目的は、テーブルマナー講習を受講しながら、地元産の食材に触れ、食の素晴らしさと有り難みを体感することで、学生たちは正装(原則としてスーツ着用)で参加し、シーガイアの専門スタッフより、接客する際のポイントを聴いた後、コース料理(フレンチコース)を一品ずつ配膳され、料理担当スタッフの方から食材などについて説明を受けた。接遇マナー講習、テーブルマナー講習、食材に関する講習など食品開発科学科の学生として是非身につけてほしい講習内容であった。

16. 健康栄養学部開設10周年記念コラム集の発行

 平成15年度に管理栄養学科と食品健康学科(現:食品開発科学科)で構成される健康栄養学部が開設され、平成25年度で10周年を迎えることとなり、ひとつの節目として健康栄養学部10周年を記念すると共に、食と健康の実学分野を担う地域の高等教育機関としてさらに社会の認知度を高めるため、ホームページ上で連載したコラムをさらに詳しく、そして新たな内容を加え、記念コラム集として発刊した。4月中旬より宮崎県内の書店にて販売された。

17. 成績優秀学生への表彰

 平成27年度専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格認定試験を受験した3年生1名が、特に優秀な成績で合格したとして、日本フードスペシャリスト協会から特別表彰を授与されることとなり、学科で表彰式を行った。特別表彰は、専門フードスペシャリスト資格認定試験を受験する全国約2千人の受験者の中から若干名にのみ授与されるもので、学生のよい励みになったと思われた。

18. 平成27年度公募による卒業研究テーマ成果発表会への参加

 高等教育コンソーシアム宮崎主催の上記の発表会への学生の参加を学科で勧めており、今年度は食品開発科学科から2研究室が口頭発表とポスター発表に挑んだ。残念ながら入賞は逃したが、学生たちにとって、他大学の学生のレベルを知る良い機会となり、今後の勉学にとって良い刺激となったと思われた。

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子ども教育学科

1. 学科内FD研修会の実施

学科内FD研修会を、2015年12月17日(木)16時30分~17時30分の日時で、子どもの学び研究所にて実施し、学科教員が参加した。

本年度の学科内FD研修では、学科内教員の研究紹介と共通理解を目的に、本年度着任した2名の教員から話題提供してもらい、質疑応答含めて一人30分程度で実施した。2名の教員の話題提供のテーマと要旨は、以下のとおりである。

酒井喜八郎 講師:「授業研究(Lesson Study)と海外カリキュラム研究」

 私の最近の研究の関心は3つある。

 1つは、社会科授業設計論、2つは授業研究、3つは海外のシティズンシップ教科の研究である。

 社会科授業設計論は、子どものなぜから始まる概念探究過程と価値分析過程から合理的意思決定に至る社会科授業開発の研究である。最近は、日本語指導を必要とする外国人児童生徒が29,198 人(文部科学省:2015)いるため、二言語・二文化思考を生かすJSL社会科授業の設計についてまとめた。※

 授業研究は、逐語授業記録に基づくエビデンスを解釈して子どもの思考を明らかにする研究である。わが国で明治時代以来始まり、現在の小学校の現職教育でも授業検討会が実施されており、近年海外でJugyo Kenkyu (Lesson Study)として注目されている。

 海外のシティズンシップ教科の研究としては、オーストラリアのESDを中心としたグローバル教育と環境教育、イギリスのキャラクター教育と地理教育、シンガポールの多文化教育と新教科CCE(キャラクター&シティズンシップ教育)の動向と特質について、教科書やカリキュラムの分析を中心に研究している。

※JSL(Japanese as second language)教育とは第2言語として日本語を学ぶ児童生徒のための教育のことである。

金子 幸 講師:子育て支援センター「みなみん」の取り組み

 近年、待機児童の問題をよく耳にするが、3歳未満の子どもを持つ家庭の約8割は家庭で保育をしているのが現状である。また、単身・夫婦のみ世帯の増加により周囲に子育て家庭がいないことや、地域のつながりが希薄化していることで、子育ての孤立が生じ、子育て中の親は不安や負担を感じやすくなっているのではないだろうか。

 そこで、子育て中の親とその子どもが気軽に集え、子育ての悩みや不安を相談、共有できる場所として、2015年度から本学でも子育てひろば「みなみん」を本格スタートさせた。

 これまでに計12回開催(2015年12月17日現在)し、保護者延べ236人、子ども延べ285人の利用があり、参加した学生ボランティアは延べ204人であった。毎回、10組以上の親子が参加していることから、地域の親子が気軽に集える場として定着しつつあることが窺えた。また、学生自身も実習では経験できない「保護者とのかかわり」ができ、保育者として成長するための新たな課題を発見することができるなど、保護者と学生の双方に有益な場所になった。しかしながら、同時に、開設時間・日数の問題、学生の参加意識などの課題も見えてきた。次年度以降、より良い開催を目指し、取り組んでいきたいと思う。

2. 「子どもの学び研究所」「子育て支援センター」「子育てひろば(みなみん)」「環境教育センター」の活動について

学部附属の「子どもの学び研究所」、「子育て支援センター」、「子育てひろば(みなみん)」、「環境教育センター」では、現場教師との共同研究や、地域の親子への子育て支援活動、更に学生も参加しての研究活動などそれぞれにおいて柱となる活動が展開されている。2015年度の活動内容の詳細は『南九州大学人間発達研究』第6巻に報告されているが、どの活動も大学教員としての教育力量を向上させることに、直接的、間接的に貢献するものである。

3. 学生への支援について

①担任制による学生への目配りと支援

1・2・3・4年生混合グループを編制してホームを作り、各教員がホーム担任となって、学生への相談・助言・ケア等を行っている。

②履修計画に関するきめ細かい指導

保育士資格・幼稚園教諭免許・小学校教諭免許の3資格免許、2013年度入学生からは特別支援学校教諭免許を加えた資格免許をどういう組み合わせでどう取得するかについての履修計画づくりへの指導・支援を、特に1・2年生段階で丁寧に実施している。

③キャリア教育としての課外授業「夢を叶える塾」

課外授業として、小学校・幼稚園・保育園の先生として必要な資質・能力を高めることを目的に、1年生対象の「夢を叶える塾Ⅰ」、2・3年生対象の「夢を叶える塾Ⅱ」を通年で毎週開催している。「夢かなⅠ」では県内外で活躍されている方による「講話」等、「夢かなⅡ」では小学校志望者には採用試験対策講座、保育者志望者には手遊びや手作り人形、パネルシアター・ペープサートによる劇づくり等を行っている。学年末にはパネルシアターやペープサート劇の発表会を「夢かな劇場」として開催した。また11月には二本松はじめ氏を招いて「つながりあそび・うた」のワークショップを全学年参加のもと実施した。

④3・4年生の教育・保育実習の指導・支援

小学校・幼稚園の教育実習、保育所・児童施設の保育実習に3年生・4年生を送りだした。小学校教育実習では、周到な事前指導が実施され、実習校からは実習生への高い評価を得ている。学生たちは実習を通して大きな達成感を得ることができ、大学での授業に向かう姿勢等に良好な変化がみられている。

⑤学科教員全体での学生に関する情報の共有と支援

学科会議において、「気になる」学生に関しての情報交換・共有に努め、教員全体で支援を行っている。なお、「学生支援連絡会」において、学生部教員を含む複数の教員、保健室、学生相談室、学生支援課で気がかりな学生についての情報交換会を行っている。ここでの学科教員全体で共有した方がよい情報については、その後、学科会議で共有し、学生支援に役立てている。

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教養・教職センター

 FD報告作成をフリーソフト(emacs, Gnuplot など)による「再現可能な研究」(Reproducible Research)と情報デサイン(Edward Tufte's Information Design)技術を磨く機会にし続けている。授業評価アンケート結果が世論調査と数値資格化を深く考える機会になる。

 学科会議を開いた度にFD委員会の活動と課題の話をする。去年は特に「質問や発言をした」に感する設問についていろいろなアプローチを話し合った。今年の参観授業ではそれぞれの学生グループがプレゼン担当のグループに質問する様子が見えた。去年は「有機的つながり」の課題に対しニール ポストマン (「技術vs人間―ハイテク社会の危険」)のアドバイス「全ての先生は歴史の先生になれば」にも触れた。今年は参観授業の内容を「絵で見る英語Book 3」に繋げた。

「絵で見る英語」本は40・50年代の教科書だけど、1000語の単語とトレーニングしながら、それぞれの分野の学問の基礎が見えて来る。教養(Humanities,一般教育General Education)が大学のさまざまな勉強に辻褄(Coherency)を作れそう。最初の大学を作ったプラトンは大学の目的は「全ての分野の繋りが見えるようになる」としたらしい。

 "... Some will then be chosen for higher privilege. The studies which they pursued without order in their early years will now be brought together, and the students will see the relationship of these studies to one another and to the truth."

 "Yes," he said. "That is the only kind of knowledge which takes lasting root."

 PLATO, he Republic (quoted in numerous printings of  Locke, Gibson, and Arms: Toward Liberal Education 1948-1962)

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