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沖縄生物学会で小学生が研究成果を発表しました

2016年06月08日 更新

研究成果発表の様子

5月28日(土)に、琉球大学で開催された第53回沖縄生物学会において、座間味村立阿嘉小学校の児童が研究成果を発表しました。

現在4年生の木舩さんは、2年生の時に、宮崎県の御池小と慶留間小のシカの毛に関する研究発表をインターネット子どもシカ会議で聞き、「ケラマジカの毛の季節による変化」に強く興味を持ってテーマを決めました。

これまで、御池小や慶留間小の子どもたちは、食痕や角研ぎ痕のある木にガムテープやゴキブリ採りを設置してシカの毛を採取していましたが、必ずしもシカが来るとは限らないため、一回に数本しか採取できず採集効率が非常に悪かったのです。

これに対して、木舩さんは、ダンボールの中に餌を入れ、ふちにガムテープを付けた、「誘引型」の新たな仕かけを考案し、シカが餌を食べると、ガムテープにシカの首が当たって毛がとれるようにしました。また事前にシカが好むものを調べ、ハイビスカスと桑の葉、トベラを餌に使いました。

実験の結果、ひとつの仕かけで一回に60本以上のシカの毛が採取され、一回に数本しか採取できなかった従来の方法に比べて飛躍的に採集効率を改善することに成功しました。採取されたシカの毛を観察・計測することで、シカの毛の色や硬さ・長さが、季節によって変化することをつきとめました。

この「地域の身近な自然を素材とした主体的・協働的な課題解決学習」は、座間味村の慶留間小学校および阿嘉小学校が、南九州大学人間発達学部・遠藤晃教授の指導を受けて 2004年から「総合的な学習の時間」に取り組んでいるもので、阿嘉小児童による学会発表は今年で五回目となります。

当日は、南九州大学の遠藤晃教授も「アクティブ・ラーニングの視点からみたケラマジカ研究 ~科学の芽を育むための指導者の関わり方~」をポスター発表しました。

当日の記事は、6月3日付琉球新報(紙面・ネット版)に掲載されました。

真剣な表情で研究発表を聞く生物の専門家を前に、堂々と発表する児童

真剣な表情で研究発表を聞く
生物の専門家を前に、堂々と発表する児童

会場からの質問にもしっかりと自分の言葉で答える児童

会場からの質問にもしっかりと
自分の言葉で答える児童

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