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高等教育コンソーシアム宮崎の公募型卒論発表会で、食品開発科学科の小川さんが発表しました

2016年03月14日 更新

平成28年2月27日(土)に宮崎公立大学で開催された高等教育コンソーシアム宮崎の平成27年度公募卒論発表会で、食品開発科学科 食品機能利用学研究室(寺原典彦教授)専攻生の小川真奈さんが研究の成果を発表しました。

研究題目は「田野の大地が育んだ自慢のお茶 ~機能性成分の研究~」です。
この課題は田野町で栽培した茶葉を用いた「深蒸し煎茶」の製造過程で副生する粉末を、飲用又は食用にすることで、高齢者特有のシミが消える(美白効果)と生産者の間で話題になっているとのことで、その理由を知りたいと、田野総合支所(田野町茶業振興会と田野まちづくり協議会)からご提案いただいたものです。

小川さんは、茶に含まれているカテキン類などの茶ポリフェノール成分がチロシンからのメラニン色素の生成を抑制しており、田野茶に茶ポリフェノールが他より多く含まれるために美白効果が高いものと仮定しました。

そこで、田野茶中のカテキン類の組成・含量、および抗酸化性や総ポリフェノール量を掛川、知覧、伊勢の深蒸し煎茶と比較したところ、仮定と異なりカテキン量・組成、総ポリフェノール量、抗酸化性は大差ありませんでした。これより、田野茶は有名産地の深蒸し煎茶の品質とほぼ同様なことが明らかとなりました。

小川さんは発表の中で、「おそらく、シミが消える理由は、田野茶の成分の特殊性というより、日常的に頻繁に粉末を丸ごと飲用又は食用する習慣(食文化)があることにより、通常の煎茶の喫茶よりも、カテキンをはじめ多くの機能性成分を効率良く摂取できるために起こるものと考えられます。今後は、この結果を活かして、特に粉茶の新たな活用方法を開拓して将来的に、自慢のお茶=「みやざき茶」ブランド の確立を目指すことに貢献できればと思います。」と結論付けました。

なお、同発表会では、食品開発科学科の工藤哲三教授が指導する学生も「川南の水産物を活用した食品開発」の課題についてポスター発表を行いました。

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研究成果を発表する食品開発科学科 小川真奈さん

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