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宮崎市の助成事業として「地元の食品産業の発展に情熱をもって取り組める人材の育成」を実施しました(宮崎市地方創生人材育成事業)

2016年04月06日 更新

本学食品開発科学科は、平成27年度に「地元の食品産業の発展に情熱をもって取り組める人材の育成」を目的として、宮崎市地方創生人材育成支援事業に参画しました。内容として、以下に示す各種事業を実施し、本学科生の食品開発に関する知識・技能の習得につなげることができました。

1.食品開発科学科の正課授業と連動した育成活動の充実

(1)食品工場見学の実施

県内外の食品企業並びに公設試験研究機関の訪問視察研修をとおして、食品製造設備、品質管理、廃水・廃棄物処理等を体験学習することにより、専門知識を深めると同時に、職業生活へ向けての意識向上を図ることを目的に、下記内容で実施しました。

  1. 宮崎県総合農業試験場「残留農薬一斉分析」
  2. 宮崎県食品開発センター「食品加工、醸造食品、焼酎製造」
  3. コカ・コーラウエストグリーンパークえびの 「飲料製造」
  4. 霧島酒造(株)志比田工場 「いも焼酎製造」
  5. 昭和製菓(株)七ツ島工場 「かるかんの製造」
  6. 坂元醸造(株)くろず情報館 「くろ酢の製造」
(2)食事体験実習

食品開発科学科1年生対象の授業「フレッシュマンアワー」の一環として、フェニックス・シーガイア・リゾートにおいて食事体験実習を行いました。この実習の目的は、テーブルマナー講習を受講しながら、地元産の食材に触れ、食の素晴らしさと有り難みを体感することです。この実習体験が、地元産の食材のすばらしさに触れる絶好の機会となり、これからの食品開発に関する学びに十分生かすことができると期待されました。

(3)食品開発実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

食品開発実習は、2年生の後期、3年生の前期・後期に実施する授業であり、下記実習内容に示す食品の製造実習を行いました。実習にあたっては、各食品の原料特性、加工方法等の理論を学習するとともに、加工食品の官能審査、保存試験、微生物試験、アレルギー、遺伝子解析などを実施しました。

また、外部講師として、(有)らいふのパンの社長と専務さんによる「ドイツ風ソーセージの製造実習」やマヨネーズ・ドレッシング類協会の専務理事による「マヨネーズの製造の講演」を実施しました。

更に、これらの加工食品の実習を通して、地元農林水産物を用いたオリジナル食品の開発を実施しました。

この開発実習を通じて、学生は、食品加工工程の基本を学ぶとともに、地元の農林水産物を利用したオリジナル食品の開発を行い、県内企業と連携して、本県の新たな特産品(土産物)の開発に意欲を高めています。 

  • 参加学年:2年生、3年生 
  • 実習日時:
    平成27年4月~7月 3年生 35名
    平成27年9月~平成28年2月 2年生、3年生 52名
  • 実習内容:
    麺(そば、うどん)、豆腐・豆乳、豆腐(寄せ豆腐)、いも焼酎の仕込み、味噌(米)、いも焼酎もろみの蒸留試験、かるかん、カステラの試作、リンゴジャム、焼酎、リキュール、ワインの無菌充填、かまぼこ、柑橘(ヘベズ等)の加工、米粉パン、米粉ピザ、食パン、フランスパン、かすてら、水ようかん、芋ようかん、ベーグル、漬物の加工、バターの加工、焼き肉のタレ、梅リキュールなど

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外部講師(らいふのぱん)

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オリジナル食品開発実習


(4)食品製造学外実習(インターンシップ)

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佐藤焼酎製造場(延岡市)

食品関連企業や公設の試験研究機関にて実習を行い、地元企業を知り、就職先としてマッチングすること、就業への興味とやりがいと発展の可能性を見出すこと、及び現場の先端技術を習得すること目的に下記日程で学外実習を行いました。

学生たちには、1)生産技術 2)生産管理(品質管理、作業管理、商品管理等) 3)食品等の衛生管理 4)使用機械・装置 5)環境管理 6)省エネルギー等についての課題と実習内容についてレポートを提出させました。 

県内外の食品工場並びに公設研究機関における学外実習(インターンシップ)を通じて、学生は新たな知識と経験を得ることができ、将来に向けての就業意識を育むことができました。

  • 受入企業等
    ・佐藤焼酎製造場 2名 焼酎の製造
    ・宮崎県食品開発センター 4名 調味料の成分分析、焼酎酵母の特性と焼酎製造
    ・(有)らいふのパン 4名 パン、ソーセージ等の製造
    ・鹿児島県くみあい食品(株) 1名 食品の加工

2.食品開発科学科の正課外での育成活動の充実

(1)県外における宮崎産品流通状況及び食品工場の視察

品質の優れた宮崎県産品が、関東地域においてどのように流通・販売されているかを知る目的で、学生代表による以下の企業等における視察を実施しました。

  1. 味の素(株)「食とくらしの小さな博物館」
  2. 新宿みやざき館KONNE
  3. 京王百貨店新宿店
  4. 伊勢丹新宿店
  5. アサヒビール茨城工場及び研究センター
  6. 明治守谷工場みるく館
  7. キッコーマン野田工場
  8. 築地市場

新宿みやざき館、京王百貨店、伊勢丹では、担当者の説明を受けながら、宮崎産の加工食品及び青果・魚介類の取扱状況について理解することができました。また、アサヒビール、明治、キッコーマン工場では、大規模な生産施設で国内シェアの高い製品が製造され品質管理が厳密になされている様子を知ることができました。特に、アサヒビールでは普段立ち入ることのできない品質管理室や研究所を見学させていただきました。

参加した学生にとって今後の学びに十分生かせる視察になったと思われます。

(2)食品開発に関するフォーラムの開催

1月26日(火)に県内外から3名の講師を招聘してフォーラム「地元食材を用いた食品の開発」を以下の通り開催しました。

  1. 日時:平成28年1月26日(火)13:10~17:00
  2. 場所:南九州大学宮崎キャンパス アリーナ2階 3201教室
  3. 講師および演題
    開会の言葉(南九州大学学長 寺原典彦)
    中村学園大学栄養科学部教授 太田英明氏
    「地域農産物を利用した付加価値向上と商品開発~沖縄の地域振興を目指して~」
    道本食品株式会社 代表取締役社長 道本英之氏
    「宮崎県産干したくあんを使った商品開発と海外展開」
    宮崎県食品開発センター所長 森下敏朗氏
    「みやざきフードビジネス振興における食品開発センターの取組について」

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中村学園大学栄養科学部 教授 太田英明氏

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道本食品株式会社 代表取締役社長 道本英之氏

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宮崎県食品開発センター所長 森下敏朗氏

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質疑応答の様子


食品開発科学科の学生にとって、食品開発の第一線で活躍している講師の方々の話を聞くことのできる貴重な機会となり、地元食材を用いた食品開発について今後学んでいく上で大変参考となったと思われます。

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