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「自然環境実習」で絶滅危惧Ⅰ類のチョウの生息地を見学

2020年10月19日 更新

 10月15日(木)の自然環境実習で、宮崎市近郊の低山地にある絶滅危惧Ⅰ類のチョウ(タイワンツバメシジミ)の生息地を見学しました。

 このチョウは、幼虫の食草がマメ科の1種(シバハギ)だけに限られており、この植物が花や実をつける初秋の短い時期にしか発生しないという特徴があります。近年、食草が生育する里山環境の減少やマニアの乱獲などにより、宮崎県内でも生息地が激減し希少種となりました。かつては発生記録のある都城市近郊の生息地はすでに消滅したともいわれています。実習では、環境とチョウの生息の関係や森林の成り立ちについて学んだり、草木や昆虫の観察をしました。

 この実習には、宮崎県から自然保護推進員や野生動植物監視員を委嘱され、チョウ類の保全活動の中心を担っている小松孝寛さんに同行をお願いし解説していただきました。

 残念ながら、この日は発生時期を終えているタイワンツバメシジミの成虫を観察することはできませんでしたが、昆虫生態学研究室ではこのチョウの生息地の保全に向け、小松さんを始め保全事業に関わっているMRT宮崎放送や宮崎中央森林組合の協力も得ながら、食草の生育条件の検討や研究室内でのチョウの累代飼育法の開発に取り組んでいくということです。

実習の様子①
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実習の様子②
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タイワンツバメシジミの成虫(小松孝寛氏撮影)
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シバハギの実を食べるタイワンツバメシジミの幼虫(小松孝寛氏撮影)
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