だれでも食べられる食品を! -まちが豊かになる造園デザイン&プラン- 【食品開発科学科】中瀬 昌之 教授

特定の食品を原因とする食物アレルギーの症例が、国内で増加傾向にあり、原因食品も多様化しています。この研究室では、食物アレルギーの方でも食べられる食品を開発することを目指しています。
そのために、食物アレルギーの原因成分を減らす手法や、アレルギーの原因になりやすい食品を使わず、加工食品を作る方法を生み出す研究を行っています。
また、試作した加工食品の成分について分析するとともに、試食・評価しながら改良、研究しています。

先生よりこの研究に興味のあるキミへ!

生物学に興味があり、食品科学を学ぼうと大学に進学しました。1990年代初め頃、大学4年生の時、当時技術が確立されつつあったバイオテクノロジーを使用して、食物アレルギー原因成分について研究を始め、南九州大学着任後は、アレルゲンの特定や性質の分子レベルでの解明を行いました。その後学科名が「食品開発科学科」になったことを契機に、アレルゲンを減らした加工食品の開発研究にシフトしました。
私よりも若い柔軟な思考に基づき、面白いアイデアを出し研究に取り組んでくれる学生たちの、発想力を大切にしながら指導を行っています。