自然環境分野
地方から未来を創造する
ジツガク、
No.1へ。
昆虫生態学研究室/新谷 喜紀 教授
テーマ:自然豊かな南九州の地で、生物学や自然環境科学の研究を!
昆虫は動物の中で最も種数が多く、自然生態系の中で中心をなしている生物群の一つだと言えます。また、養蜂業におけるミツバチなどの益虫や、多くの植食性昆虫や吸血性昆虫などの害虫のように、人間生活と関連の深いものもいます。研究室では、昆虫学や動物学、分類学等を学び研究を行いながら、環境や社会にも視野を広げられるような人材の育成を目指しています。卒業論文のテーマとしては、昆虫を中心として動物や植物について、科学的に少しでも価値のある研究を行うという目的を掲げています。
地球温暖化や外来種の問題などの環境問題にも、動植物は関係しています。科学的なアプローチ法を学びながら自分の手で採取したデータをまとめるのは、学生生活の醍醐味だと思います。
さあ、自然豊かな南九州の地で一緒に生物学や自然環境科学を学び研究をしませんか。
新谷 喜紀 教授
研究分野 自然環境分野【自然環境専攻】
昆虫は生物の中で最も多様なグループです。
研究室では多様な人材による多様な研究を行っています。
関連するSDGs
学生の声
自分の興味があるテーマについてしっかり知識を深められる環境です。
子どもの頃から虫や生き物が大好きなので、生き物に囲まれながら研究をしたり、実験をしたりができる環境が、本当に楽しくて充実しています。興味があることは、どんどん知識を深めていける研究室だと思います。現在は、蛾や蝶に寄生する寄生蜂に興味を感じているので、ぜひ研究や実験をしてみたいと考えています。
横田 春樹さん(愛媛県立今治南高等学校出身)
2021年度卒業論文テーマ
- 1化性昆虫のオオムラサキにおける非休眠発育の誘導
- ブランコヤドリバエにおける寄主の休眠と低温可下での生存の関係
- ブランコヤドリバエによるツマジロクサヨウトウへの寄生率が低い原因の究明
- キオビエダシャク蛹における発育に伴う低温耐性の変化
2020年度卒業論文テーマ
- 都城地区を流れる大淀川水系におけるメダカの遺伝子汚染調査
- ハスモンヨトウにおける性比異常系統の再捕獲の試みとPCR診断手順の簡易化
- ツマジロクサヨトウの耐寒性
- 5年間凍結保存した昆虫性比異常原因因子ウイルスの感染能
- 絶滅危惧Ⅰ類のタイワンツバメシジミの保全に関する研究
- 新規侵入害虫のツマジロクサヨトウの寄生性天敵の探索~他のヨトウムシ類との比較~
- ツマジロクサヨトウの寄主選好性
- 街中にある公園は自然豊かと言えるか
- 南九州大学都城キャンパス近くの灯火におけるヤガ類の多様度調査
2019年度卒業論文テーマ
- コマユバチ科の一種の生活史調節とTheretra 属のスズメガに対する寄生率の季節的変化
- ハスモンヨトウの性比異常系統は蔓延しているのか?
- スズメヤドリコマユバチに寄生する二次寄生蜂
- Theretra属の卵に寄生する寄生蜂の休眠性および寄生率の季節的変化
植栽環境研究室/日髙 英二 教授
テーマ:植栽環境と樹木の健全な生育を研究
樹木の生育には植栽地の環境が大きく関わっています。環境因子と樹木の生育状況の関係を調べ、樹種の特性や環境耐性などと合わせて、環境整備の方法を検討します。主な研究テーマは、ソメイヨシノの樹形特性と衰退度判定法の検討、クスノキの樹形特性と「蒲生の大楠」の衰退度判定、サーモグラフィカメラを利用した樹勢判定の検討、「みやざき巨樹100選」の選定樹木の現状と保全など、多岐にわたります。
日髙 英二 教授
研究分野 自然環境分野【自然環境専攻】
野外の調査・研究を中心にしています。
宮崎の自然と触れ合いながら学んでいきましょう。
関連するSDGs
学生の声
圧倒的な大きさを誇る巨樹との出会いが本当に感動的。
黒岩 晴明さん(高知県立高知小津高等学校出身)
2021年度卒業論文テーマ
- クロガネモチの樹形特性と樹体異常の関係
2020年度卒業論文テーマ
- ソメイヨシノの樹形特性と衰退度判定法の検討
- クスノキの樹形特性と「蒲生の大楠」の衰退度判定
- 都市の環境と街路樹の樹種特性について
- 広島県における単木巨樹の残存の現状について
- ケヤキの樹形特性と「都城のケヤキ」の衰退度判定
- 香川県における単木巨樹の残存の現状と特徴
- 長野県における単木巨樹の残存の現状と特徴
- 農薬の施用が樹体および土壌の微生物に与える影響
2019年度卒業論文テーマ
- 「都城のケヤキ」の現状と生育環境
- 宮崎県北部の「みやざき新巨樹100選」選定木の現状
- 鹿屋市串良平和公園のサクラの現状と生育環境
- 都城市早水公園のコブシの健全性と土壌環境
緑地保全学研究室/中野 光議 講師
テーマ:水辺や里地里山に生息する動植物の生態の解明と保全
自然環境の保全・再生を目指して、野外で生物がどのように生活しているのかを調べ、生物が長期間にわたって存続できる環境条件を明らかにする研究に取り組んでいます。また、生物の中には環境を物理的に改変する働きをもつ種がいるので、その働きを生態系の保全に活用する方法を探求しています。主な研究テーマは、「淡水性二枚貝類(シジミ類、イシガイ類)の生態学的機能が魚類に与える影響の解明」や「大淀川固有種オオヨドシマドジョウの生態」など。河川やため池、水田地帯などでフィールドワークを行っています。あなたが好きなこと、興味のある生物を研究してください。
研究分野 自然環境分野【自然環境専攻】
野外での生物の生態を研究し、
環境保全のための技術を学んでいきましょう。
関連するSDGs
学生の声
人前でも自分の言葉で伝えられる話すスキルが身に付きました。
中平 りんか (宮崎県立宮崎農業高等学校出身)
2021年度卒業論文テーマ
※2020年度設置の研究室のため、2021年度からの研究テーマを掲載しております。
- 大淀川水系の河川におけるオオヨドシマドジョウの産卵生態の解明
- 都城市の河川におけるオヤニラミ類の食性の調査
- 田畑における鳥類の行動パターンの解明と被害防止策の開発
- 都城盆地の水田を利用する水生動物相の特定
- 都城盆地の水田・水路におけるコガタノゲンゴロウの分布の把握
- 外来種スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)を駆除するための餌トラップの開発
- アメリカザリガニの体サイズと捕食効率との関係の解明
- 早水公園の鷹取池における土壌シードバンクを利用した水生植物の復元
- 母智丘・関之尾県立自然公園の草本植生の保全