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管理栄養学科 食品開発科学科 地域貢献

宮崎南高校フロンティア科「総合科学」研修を実施しました

南九州大学は平成24年度に宮崎南高校と高大連携協定を締結し、平成27年度までは、宮崎南高校の希望生徒への公開授業(食品開発科学科の授業「食品学Ⅰ」)などを実施してきました。

平成29年度は新たな高大連携活動として、本学食品開発科学科が宮崎南高校フロンティア科の生徒による「総合科学」の研修受け入れを実施しました。

今年度からは、この研修の受け入れに本学管理栄養学科も参加することになりました。

食品開発科学科においては、紺谷靖英教授が、「ヒト常在細菌の分離と培養」というテーマで6月8日(金)、15日(金)、22日(金)の計3回にわたり研修を実施しました。生徒さんたちは初めて使う実験器具などもあり戸惑いながらのスタートとなりましたが、最も身近な微生物であるヒト常在細菌から食中毒に関連する細菌を分離することに成功しました。
これらの経験を生かして食品の衛生や安全性に興味を持っていただけたらと感じています。

また、管理栄養学科においては、同学科の竹之山愼一教授が、2年次の開講科目である「食品学実験」の中で、「無機質(ミネラル)の定量実験」のテーマで7月6日(金)と7月13日(金)の2回にわたり、「鉄の定量」および「リンの定量」を行いました。
内容としては、身近なサラミ、ビーフジャーキー、イリコ、小麦粉などといった食品を灰化し各種比色法にて分析を行い、食品中の無機質含量の違いを食品成分表との相違やメーカーの違いについて比較・考察しました。食品成分表の値と実験での算出結果が異なったり、同じ名称で市販されているものでも鉄分やリンといったミネラル含量に違いがあることに気付き、身近な食品を科学的な角度から見ることができ、今後の化学や生物といった理科系科目に繋げられることと思います。

日時:平成30年6月8日(金)、15日(金)、22日(金)、7月6日(金)、13日(金)
(宮崎キャンパス 実験室2、理化学実験室)