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環境園芸学科

「第48回全国造園デザインコンクール」で入賞

「第48回全国造園デザインコンクール※1」の「街区公園部門」(大学・一般の部)※2において、環境園芸学科3年生の森 麻里乃さんが「入選」、同学科3年の有賀 涼さんが「佳作」で表彰されました。
今回入賞した2名は、環境園芸学科造園学分野の『都市緑地論演習(担当:関西剛康教授(造園計画研究室))』の課題としてデザインコンクールに挑戦し、見事入賞しました。

『都市緑地論演習』は、1・2年次に製図や庭園学に関する基礎を学んだ3年生を対象に開講され、国内外の100件を超える都市公園や庭園プロジェクトに参画した経験を持つ教員による指導のもと、都市緑地における具体的な計画作成を通じて、都市緑地の設定過程と空間創造を考え、それに必要とされる多様な技法の理解、技能習熟を目指しています。

森さんは「入賞したことを聞いた時にはとても驚きました。今回制作した作品は、深さの異なる2種類のビオトープやどんぐりの木、雨庭など公園内にグリーンインフラを活かした自然教育の要素を多く取り入れました。将来は、大学での学びや経験を活かし、公園設計などデザインの仕事に就きたいと考えています。」、また有賀さんは「今回の作品では「プロダクト・クロスロードパーク」をテーマに安心・教育・景観を3本柱に、公園機能(教育等)や美観を疎かにせず、防犯性や安全性の高い設計を考えました。(入賞できたことを知り)嬉しさの反面、「もっと出来たんじゃないか」というくやしさもありました。現在、商業施設や公園などの設計デザインの仕事に就きたいと思い就職活動を行っています。今後は就職活動でのインターンシップなどを活かし、現場で必要とされるスキルと自分自身が持つスキルのギャップをしっかりと把握し、よりよい設計ができるようになりたいです。」と受賞の感想と今後の抱負を述べてくれました。

※1<全国造園デザインコンクールとは>
全国造園デザインコンクールは昭和49年より、造園のデザインと製図技術の向上を図ることを目的に実施されています。造園学科を持つ学校の授業の一環として、また造園家を目指す一つの目標として、親しまれています。応募条件を一般・大学生・高校生の3部に分け、課題は 「住宅庭園」「街区公園」「商業施設」「実習作品」の4部門と高校生1・2年生を対象とした「緑化フェア(緑の広場)プラン」部門で構成しています。
主催: (一社)日本造園建設業協会
共催: (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会、全国高等学校造園教育研究協議会
後援: 文部科学省、国土交通省、全国農業高等学校長協会、(公社)日本造園学会、NHK、(公財)都市緑化機構
※2 今年度は、高校41校、大学23校、一般5名から応募いただき、「住宅庭園部門」に一般・大学42、高校180、「街区公園部門」に一般・大学16、高校72、「商業施設部門」に一般・大学7、高校13、「実習作品部門」に大学7、高校17、緑化フェア「みどりの広場」プラン部門に163校(高校のみ)の合わせて、517 点の応募があり、入選29 点、佳作32 点が選ばれた。
(上記※1・※2は、一社)日本造園建設業協会HPより引用)

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