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公開講座「野鳥とのふれあいで宮崎の自然を学ぶ~第1回」を実施

本学が主催する公開講座のうち、地方公共団体、教育機関、民間団体等の学外機関と連携して開講するものを「地域連携公開講座」といいます。

このたび、「日本野鳥の会宮崎県支部(支部長 岩切久様)」と連携し、宮崎に生息する野鳥や自然環境に関する座学及びフィールド観察を行う「野鳥とのふれあいで宮崎の自然を学ぶ~2回シリーズ」を実施しました。

第1回は、2月1日(土)13:30~16:00、南九州大学「ひなた館」アクティブ・ラーニング室を会場として行われました。本学担当者および日本野鳥の会宮崎県支部長 岩切久様の挨拶のあと、同支部の田辺英樹様より、スライドや資料をもとに、野鳥と環境に関連する以下のお話がありました。

① 国の鳥、県の鳥       ② 鳥のルーツ        ③ 鳥の種類
④ 宮崎県の野鳥(抜粋)    ⑤ 野鳥のさえずりを聞く   ⑥ 驚きの野鳥の知恵
⑦ 鳥のギネスブック1,2   ⑧ 野鳥観察の主な言葉1,2 ⑨ 野鳥観察のツール
⑩ 知っておきたい鳥の気持ち  ⑪ 宮崎県内の主な観察スポット
⑫ 絶滅危惧種と特定外来種   ⑬ 地球規模の環境問題

アンケート回答者(37人)の印象に残った話題(複数回答)は、男女とも「鳥のさえずりを聞く」「鳥の気持ち」「絶滅危惧種・特定外来種」が多く、なかでも回答割合が高かったのは男性で「観察スポット」、女性では「野鳥のさえずり」「地球規模の環境問題」が若い世代で、「驚きの野鳥の知恵」「鳥の気持ち」は全年代で高くなり(下図)、性別や年代による違いがあることもうかがえました。

また、アンケートの感想欄には『とても楽しかった。参加して良かった』『とても面白くて、鳥についての知識が深まった』『資料も講義も大変わかりやすく興味深かった』『鳥は少し苦手だけど、さえずりを実際に聞いたり、生態を聞いたりして、すごいなと思った』『今日の座学を2回に分けて、時間を短くした方がよい』『とても意義のある講座。野鳥をとおして自然とのふれあいを大事にする人々が増えていけばよいなあと思った』など多くのご意見をいただきました。また、『初めて宮崎キャンパスのことを知った』『アクティブ・ラーニング設備が充実し、木材も多用されていて素晴らしい』『学生の対応の良さが印象的』『家族にも伝える』などの感想もあり、本学の情報を提供する機会ともなりました。

南九州大学は、人類にとって根源的に重要な『環境と生命の調和の持続可能な発展を踏まえた「食・緑・人」の実践的教育研究と人材育成を掲げています。本講座では、宮崎の自然の豊かさを再認識し、近年話題となっているマイクロプラスチックなどの地球環境汚染問題について認識を促す機会とすることにより、生命の循環に欠かせない動植物への知識・態度の醸成の一助となることを目指しています。

第2回は、2月9日(日)8:30~10:30(集合8時)、市民の森にて屋外観察会を実施します。
座学で学んだことを体感できる絶好の機会です。