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子ども教育学科 地域貢献

連携幼稚園の園児たちと芋掘りをしました

11月1日(金)
秋晴れのもと、天竜祝吉幼稚園の園児たちを都城キャンパスに迎えて、芋掘りをおこないました。

学生たちが春に植えた、色も形もとりどりの6種類のサツマイモ。

夏には、子どもたちと一緒に畑にマリーゴールドを植え、
消毒や農薬を使わないイモ作りにも挑戦しました。

すくすくと育ったサツマイモに、子どもたちは歓声をあげながら、
どんどんイモを掘り起こしていきます。

独り黙々とイモを掘ったり、友達と協力して掘ったり。

渾身の力で蔓を引っ張ったり、出てきた虫を捕まえたり。

すべての子が芋掘りに没頭しています。
それは、単なる作業ではなく、仕事をしている職人の姿をみているようです。

このプログラムで、学生たちが立てた課題は「子どもの没頭状態の創出」です。

そのために、イモの蔓を切るか切らないか等、時間をかけて議論を重ねながら
プログラムを練り上げていきました。

今回の想定外は、
1時間ほどの間に、子どもたちがすべてのイモを掘り尽くしてしまったことです。
誰一人、手を止めることなく掘り続けたのだから、当然なのですが・・・・・嬉しい誤算です。

かくして、学生たちの「没頭状態の創出」という目論見は大成功に終わりました。

新・学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」の場を創る教師の力量が問われます。
学生たちにとって、今回のプログラムは、そのことを考える大切な材料になったようです。

このように、畑は子ども教育学科にとっても、貴重な教育資源となっています。
それは、農と食と人のエキスパートを育む、小さな大学だからできる、特色ある教育です。

  • 本プログラムは、人間発達学部附属・環境教育センターと 環境園芸学部附属・フィールドセンターの学部を超えたコラボレーションにより実現しました。