園芸学分野
(植物バイオ・育種専攻)

地方から未来を創造する

ジツガク、
No.1へ。

園芸育種学研究室/杉田 亘教授

テーマ:新しい品種育成のためのバイオテクノロジーを研究

本研究室では、「新しい品種を育成するためのバイオテクノロジーに関係した研究」を行っています。具体的には、「交配育種」を基本として、「葯培養などの組織培養」や「分子マーカー育種」などの技術を用いて、新しい育種技術の開発・品種育成に取り組んでいます。また、いろいろな遺伝資源を積極的に導入し、それらを利用した形質(例えば、病害虫抵抗性や果実色、果実形など)の評価、遺伝様式の解明、育種への利用などにも取り組んでいます。
新しい品種作りに興味がある人、ここで一緒にチャレンジしましょう。

杉田 亘 教授

研究分野 園芸学分野【植物バイオ・育種専攻】

学生の皆さんと一緒に楽しみながら研究をしています。
新しい品種を作っていきましょう。

関連するSDGs

 

学生の声

日々自分の大好きなシャクナゲの発根率について研究しています。

シャクナゲの挿し木の発根率についての研究に取り組んでいます。この研究は、発根を促す植物ホルモンによって、シャクナゲの根の発根率が大きく変わるため、どの程度変わるかを知るための研究です。希少価値の高い、外国の原種のシャクナゲを多くの人に楽しんでもらうことに繋がればと考えています。

宮下 航さん(呉市立呉高等学校出身)

2021年度卒業論文テーマ

  • トウガラシ(Capsicum annuum)における小種子性形質の評価と分離集団の育成
  • 宮崎県内におけるハマボウフウ(Glehnia littoralis)の自生状況調査
  • シャクナゲ(Rhododendron spp)の挿し木による効果的増殖方法の検討

2020年度卒業論文テーマ

  • Capsicum属におけるannuum種とfrutescens種の交配による種間交雑系統の作出
  • Capsicum属における白絹病菌(Sclerotiumrolfsi1)に対する抵抗性素材の探索
  • PMMoV抵抗性分離集団を用いた抵抗性の分離とPCRマーカーの適用
  • ナスコアコレクションを用いた各種形質の評価と青枯病抵抗性素材の探索
  • カラーピーマン(Capsicumannuum)における御培養由来倍加半数体系統の各種形質の評価とFl系統の作出
  • DNAマーカー選抜による非辛味性トウガラシ系統の育成
  • カプシカム属遣伝資源を用いた新規青枯病抵抗性素材の探索
  • Capsicum属におけるサツマイモネコブセンチュウ抵抗性遺伝子座の近傍に位置するDNAマーカー間組換え型系統の選抜

2019年度卒業論文テーマ

  • トウガラシ戻し交雑集団におけるPun1遺伝子を利用したDNAマーカー選抜育種技術に関する研究
  • カラーピーマン(Capsicum annuum)における葯培養を用いた倍加半数体系統の作出
  • Capsicum属におけるサツマイモネコブセンチュウ抵抗性遺伝子座の詳細化
  • ナスの接ぎ木個体の青枯病抵抗性評価および茎部の青枯病菌濃度・移行の調査
  • Capsicum属における白絹病(Sclerotium rolfsii)抵抗性育種に関する研究
  • アジサイにおける種内および種間雑種育成に関する育種学的基礎研究
  • Capsicum属における青枯病抵抗性遺伝資源の探索
  • Capsicum属におけるL遺伝子座近傍マーカーの作出

植物病理学研究室/菅野 善明教授

テーマ:植物の病気を引き起こす病原体を解明

植物もヒトと同じように病気になります。病気が発生すると収穫量や品質が低下。また、新型コロナウイルスが出現したように、植物にも新しい病気が発生します。私たちの研究室では蔬菜・花卉・果樹・庭木などに新たに発生した病気や、以前から発生が知られているけどまだ明らかになっていない病原体の解明に取り組んでいます。病原体を明らかにすることにより、その病気の効果的・効率的な防除対策を打ち立てることができます。
大学では自由な時間がたくさんあります。自分がやりたいことがある人は思う存分思いっきり取り組んでください。やりたいことが見つかってない人は、いろんなことにチャレンジしてやりたいことを見つけ出してください。

菅野 善明 教授

研究分野 園芸学分野【植物バイオ・育種専攻】

病気の防除は農業生産に必要不可欠です。
皆さんと一緒に農作物を守るために学びましょう。

関連するSDGs

学生の声

実験の研究結果を定期的に発表しメンバー全員で知識を高め合っています。

実験の方では、自分で分離した糸状菌を培養し、その培養性状を観察しています。特に、その菌からDNAを調製し、PCRでDNAが増幅すること。さらに、そのDNAの塩基配列を決定しデータベース検索により菌の種類を特定できることに注目しています。研究結果は定期的に発表を行い、研究室メンバー全員で知識を高め合っています。

立山 翔大さん(福岡県立八女農業高等学校出身)

2021年度卒業論文テーマ

  • ハスモンヨウトウ全メス化ウイルス新系統のゲノムRNA解析
  • 果樹楼の根圏に生息する拮抗微生物の探索
  • 市販培養土および培養土使用苗床に発生した糸状菌について
  • サトイモに感染するウイルスの調査~茎頂培養によるウイルスフリー苗の作出の試み~
  • ハスモンヨウトウ全メス化ウイルス感染個体の探索

2020年度卒業論文テーマ

  • 市販園芸培土に発生した糸状菌の分離・同定
  • キンモクセイに発生した葉の黄化症状の原因について
  • 植物内生糸状菌の探索の試み
  • ハスモンヨトウから見出されたウイルスのタンパク質発現ベクターの構築
  • 立枯れ症トマト株から分離されたNectria属菌の病原性の確認

2019年度卒業論文テーマ

  • サトイモに発生するウイルスの同定
  • 拮抗性Bacillus属菌の植物生育促進および病原細菌に対する効果
  • マツタケ(Tricholoma matsutake)の分離・培養
  • トマトから分離されたNectria属菌の病原性調査
  • カンランに発生した黒色斑点症状の病原体の解明