トピックス

地方から未来を創造する

ジツガク、
No.1へ。

食品安全 食品開発科学科

大学院生が日本フードシステム学会で研究発表(向井くるみさん)

2026年6月20日(土)・21日(日)の2日間、東京農業大学で開催された「第30回日本フードシステム学会記念年次大会」において、株式会社栗山ノーサンと南九州大学大学院 食品微生物制御研究室(長田隆教授)の大学院2年・向井くるみさんが研究発表を行いました。

発表題目は「JFS-B規格適合証明を取得した中小食肉加工事業所の実態調査」です。

 

■ 食品安全の向上を目指した研究

近年、食品事業者にはHACCPに基づく衛生管理が求められており、中小食肉加工事業者においても食品安全マネジメントシステム「JFS-B規格」の導入が進められています。

一方で、規格の要求事項には解釈が難しい項目もあり、導入や運用に課題を抱える事業者も少なくありません。そこで本研究では、中小食肉加工事業者がより円滑にJFS-B規格を運用できる方法について調査・検討を行いました。

■ アンケート調査で課題を分析

研究では、JFS-B規格Ver3.0の要求事項についてアンケート調査を実施しました。

「どの項目が解釈しにくいのか」「どの部分で理解に苦慮しているのか」を分析し、その結果をもとに各要求事項の解釈方法を整理・提案しました。

■ より使いやすい危害分析表を提案

さらに、厚生労働省がHACCP推進のために紹介している危害分析表についても、中小事業者が活用しやすいよう書式を改良しました。

改良した様式をアンケート協力企業に評価してもらったところ、高い評価が得られ、現場での活用しやすさが確認されました。

■ 中小事業者への普及に期待

今回の研究成果は、中小食肉加工事業者におけるJFS-B規格の導入・運用を支援し、食品安全のさらなる向上につながることが期待されます。

今後も本学では、地域や産業界と連携しながら、社会課題の解決につながる研究活動を推進していきます。