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子ども教育学科 地域貢献

高校生と学生が共同で取り組む「学習会」を実施しました

 宮崎県立飯野高校の4名の生徒が企画した「学習会」に、教育学を学ぶ子ども教育学科の7名の学生が参画しました。この学習会は、地域課題解決に取り組む「探究学習」の一つとして企画され、児童の学力向上を図ることはもちろん、SDGsの4つ目の目標である「『質の高い教育をみんなに』に注目し教師という職業に興味を持ってもらうこと」等を目的としています。

 この取組みの特徴は、「学習会」を軸に、高校生と高校生のひとつ上の世代の学生とが共に学び合う仕掛けを組み込んだ参加型の高大連携です。特筆する点は、参加する大学生7名のうち4名が飯野高校の卒業生であり、卒業した先輩と在校生である後輩が、共に地域課題の解決に取り組んだことです。
 高校生は、大学生とともに活動することで、大学生の視点、児童へのかかわり方、指導技術等のサポートを得ながら、探究活動をさらに深めたようでした。大学生は、大学での学びを基に高校生へアドバイスをしたり児童に教えたりすることで、教員に必要な実践的な力量形成や、ファシリテーション、リーダーシップ等の社会的スキルを伸ばすきっかけとなったようです。
 参加した約30名の児童にとっても、指導した高校生や大学生にとっても、穏やかで楽しい時間となったようです。

 子ども教育学科は、飯野高校生と学生とが共同で地域課題解決に取組む活動を、今後も推進していきます。

※2022年2月に宮崎県立飯野高等学校と南九州大学は、教育・研究及び地域社会の発展に資することを目的に、包括的連携を締結しています。