食品開発科学科
「味覚の授業」で味の重要性を学ぶ
■「味覚の授業」とは?
5月7日、宮崎県の食育団体「IKUMI」の講師、竹井倫世さんをお招きし、特別講義「味覚の授業」を行いました。竹井氏は宮崎県内で複数の飲食店を運営する傍ら、食育ティーチャーやみやざきブランドアンバサダーとして宮崎県産食材の魅力を広める活動も行っています。
このプログラムは通常、小学生を対象にしていますが、本学では食品開発科学科の2年生に向けたカリキュラムの一部として、一昨年から実施しています。
講義に参加する学生の中には、「IKUMI」の皆様が、今後 県内各地で実施する「味覚の授業」に、ボランティアスタッフとして携わる学生もおり、学生が地域社会に貢献できることを目指す本学の教育理念を体現する取り組みの一つです。
■講義の内容
この日の講義では、基本的な五つの味(酸味、苦味、塩味、甘味、うまみ)を、グミやだし汁など味覚を直接感じられるものを用いて比較する実験を行いました。学生たちは、自分の味覚に集中することで改めて味覚の重要性を体感していました。また、座学では、竹井さんが「味の感じ方は、味覚だけでなく嗅覚や触覚、さらには個人の経験や情報、そのときの心情によって異なる」ということについて解説されました。
今回の講義に参加した岩切巧真さん(宮崎農業高校出身)は、「今日習った五感で味わうことをしっかり頭の中に入れて、宮崎でとれた食べ物で新たな食品を開発したい」と感想を述べていました。
この講義の様子は、本学公式Instargamでも紹介しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。