トピックス

地方から未来を創造する

ジツガク、
No.1へ。

環境園芸学科 地域貢献

環境園芸学科の学生が堆肥作りワークショップに参加

― 焼酎かすやコーヒー豆かすを活用した地域資源循環を体験 ―

2025年6月21日(土)、都城市にある霧島酒造「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」で開催された環境ワークショップに、南九州大学環境園芸学科の前田隆昭教授(果樹園芸学研究室)と学生9人が参加しました。

焼酎かす・コーヒーかすを活かす環境プログラム

霧島酒造株式会社スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社の共催により実施されたこのイベント。焼酎かすやコーヒー豆かすといった未利用資源を活用した堆肥づくりや、苗木の植え替えを行う環境プログラムが体験でき、学生たちはファシリテーターとして参加者のサポートを行いました。

子どもたちとともに土にふれ、地域とつながる

参加者の中には小さい子どもたちの姿もあり、学生たちは同じ目線になって一緒に力を合わせながら、堆肥を混ぜ合わせたり、どんくりやバナナの苗木などの植え替えを行ったりしました。

実践を通じて学ぶ、地域資源の価値と社会貢献

学外での活動を通じて、地域の豊かな環境、そして限りある資源を守り、未来につなげる大切さを学ぶこととなった学生たち。環境園芸学科4年の宮下美都樹さん(福岡県立遠賀高校出身)は、「大手企業主催のワークショップに参加することで、社会貢献の大切さ、面白さを知った。授業ではあまり体験できない貴重な経験で、思い出になった」と話します。

また、将来の夢は教師という4年の宮田楓さん(兵庫県立農業高校出身)は、「〝土〟を通じて子どもたちに農業の楽しさを伝えることができたし、教える楽しさも感じた」と、活動を振り返りました。

今回の堆肥は新施設へ、地域とのつながりが次世代へ

都城市には来春、同社とスターバックスがコラボした新施設がオープンする予定です。今回のワークショップで仕込んだ堆肥は、施設内に整備される植物園などで使われるそうです。

今後も地域とともに

本学は今後も地域社会や企業と連携しながら、実学教育を通じて学生が地域や社会課題に向き合う実践の場を積極的に提供してまいります。