環境園芸学科 地域貢献
「山椒産地形成プロジェクト」 高千穂町で初収穫
7月8日、高千穂町にて、南九州大学が参画する「山椒の産地形成プロジェクト」の一環として、初収穫の様子が報道関係者に向けて公開されました。
本学からは、本プロジェクトに栽培研究の観点から携わっている、環境園芸学科果樹園芸学研究室の前田隆昭教授と、同研究室所属の加藤光夏さん、山里彩夏さん、永野雄也さんも会場スタッフとして参加しました。
このプロジェクトは、和製スパイスとして知られる山椒の生産基盤を、宮崎県・高千穂郷と熊本県・奥阿蘇地域で構築することを目指し、ハウス食品グループ、株式会社杉本商店、本学環境園芸学部、そして地域の生産者が連携して取り組んでいるものです。
当日の事前説明会では、栽培状況や今後の展望などに関する紹介のほか、地元食材と山椒を掛け合わせた試食もふるまわれました。
また、山椒を栽培するほ場は、かつては茶畑として利用されていた土地であり、山間の急斜面に広がる 「天空のほ場」で枝先に実った山椒の果実を生産者が摘み取っていました。
前田教授コメント
「栽培経験のなかった地域での取り組みに不安もありましたが、初収穫を迎えられたことは嬉しい。今後、中山間地域での山椒生産がさらに広がるよう力を尽くしたい。今後は学生だけでなく、地元高校など地域とさらに連携を深めた取り組みにも力を入れていきたい」
南九州大学はこれからも地域、企業、自治体と連携し、地域活性化に寄与していきます。