子ども教育学科 地域貢献
探究の”総合診療”をめざす、南九大の自由研究相談会

2019年より遠藤ゼミナールが取り組む「南九探究クラブ・夏休み自由研究相談会」を、今年も都城市と綾町で開催しました。

この相談会の特徴は、研究のネタやアイディアを与えるのではなく、子どもたちとの対話に重点をおくことです。
学生たちはこの対話を「探究問診」と呼びます。

探究問診の中で、子どもがつまずいている部分を見つけ、その原因を考え、次の一歩を踏み出せるようにサポートしていきます。

学生たちがじっくり対話を重ねる姿は、テレビドラマの主人公・総合診療医のセリフ
「あなたの話を聞かせてください・・・・」
を思い起こさせます。
探究問診がうまくいくと、子どもたちは驚くほど楽しそうに、自分の考えを語り始めます。

この相談会は、子どもの「探究する力」を育むと同時に、探究を指導できる未来の保育士・教員を育てる場でもあります。
学生たちは子どもの発想を丁寧に引き出し、「探究の総合診療」ができる子どもスペシャリストを目指して学んでいます。
保護者の声
“南九探究クラブの皆さまの手厚いご支援のおかげで、子どもたちの普段は見られない一面、自分の考えを自ら発言する姿を見ることができ、驚きました。”
“皆さまが子どもたちの思いや発想を丁寧に引き出し、実現可能性も含めて自然に導いていく姿は、本当に「導く」という言葉がぴったりで、とても頼もしく映りました。”
“今回、学生さんたちがうまく子供から話を引き出してくれました。興味を持てるカブトムシ、クワガタについての研究を進めることができると分かって、来てよかった、これならできそうと,子供も満足しています。”
メディア掲載情報
UMKテレビ宮崎ニュース(2025年7月29日)
「思考の整理をサポート 南九州大学『夏休みの自由研究相談会』」target=”_blank” rel=”noreferrer”
宮崎日日新聞(2025年7月30日・15面 地域)
「自由研究進め方教えて 都城の児童 南九大生に相談」