環境園芸学科 地域貢献
環境園芸学科の学生が「霧島酒造とスターバックスの堆肥クラブ」に参加
~焼酎かすとコーヒー豆かすを活用したたい肥づくりを紹介~
2025年8月20日(水)、都城市の「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」にて、霧島酒造とスターバックス コーヒー イオンモール都城駅前店が実施している「たい肥クラブ」と呼ばれる地域活動が行われました。本学からは、環境園芸学科の前田隆昭教授(果樹園芸学研究室)と学生3人が参加しました。
「たい肥クラブ」は、霧島酒造とスターバックスが地域の中での資源循環とたい肥作りを通じて地域とのつながりを育むことを目的に活動しています。今回は、焼酎かすとコーヒー豆かすを活用した「たい肥づくり」を、スターバックス社内で共有するためにオンライン中継も交えて実施されました。
この取り組みは、2026年春に開業する霧島酒造とスターバックスのコラボレーション施設で実施する活動で、2025年6月21日(土)に開催されたワークショップをきっかけに本学の学生も参加し、たい肥づくりを実際に体験しました。現在は、たい肥をかき混ぜる「切り返し」という作業を行いながら、発酵の進み具合を継続して観察しています。
今回は、この「たい肥クラブ」の活動の様子が紹介され、学生たちも自己紹介を行い、たい肥の切り返しを実演しました。
前田教授はインタビューで、次のように語りました。
「毎週学生たちがたい肥づくりに参加し、霧島酒造とスターバックスと一緒に活動することで、学内では得られない交流が生まれています。焼酎かすとコーヒー豆かすを活用したたい肥づくりは、未利用資源を有効に活用する取り組みを地域の皆さんに知っていただけるよい機会にもなります。学生にとっても、社会に出るための貴重な学びとなっていると感じています」
南九州大学は、今後も地域と連携した実践的な取り組みを通じて、学生の学びをさらに深めてまいります。