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管理栄養学科 地域貢献

管理栄養学科学生が「栄養指導教材」46種類制作

本学管理栄養学科の3年生が、授業の一環で肥満や糖尿病の患者、高齢者などに寄り添った栄養指導教材46種類を制作しました。
教材の冊子化は本学でも初めての試みで、冊子だけでなくデジタルデータ化も行われたことで、さまざまな現場ニーズに合わせたアレンジができる点が魅力です。

教材制作は、原口直樹講師栄養教育研究室の指導のもと、原田岬助手のサポートを受けながら「栄養教育論実習」で進められました。
学生たちは対象者の立場を想像しながら、一人ひとりに寄り添う“伝え方”を模索し、科学的根拠に基づいたわかりやすい文章やイラストを取り入れるなどして、食習慣の見直しや行動の変化を促す内容に仕上げました。

完成した教材は、すでに県内の医療機関などへ提供が進んでいます。その一つが、宮崎大学医学部附属病院栄養管理部です。
9月には、管理栄養学科3年生竹村萌花さん(宮崎南高校出身)、杉本唯さん(宮崎北高校出身)、山本佳季さん(小林秀峰高校出身)と原口講師笹葉啓子副部長を訪ね、教材を手渡しました。
笹葉副部長からは「アレンジしやすく、使い勝手がよさそう。ぜひ活用したい」と温かい言葉をいただき、学生にとって現場の空気を肌で感じる貴重な経験となりました。

 

今回の取り組みは、学生が授業で得た知識を実践に活かし、地域の医療・介護現場に還元することで学びを深める、実学教育の一例です。
今後も本学は、医療や地域と連携しながら、食と栄養を通して人々の健康づくりを支える人材育成に力を注いでいきます。