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環境園芸学科

2級エクステリアプランナー試験に合格しました

 昨年度(2022年度)に実施された「2級エクステリアプランナー試験」に、環境園芸学科の草野実由さん、泉愛華音さん(受験当時2年生、現在3年生)の2名が合格しました。
 お二人にインタビューしてみました。

Q. 受験しようと思ったきっかけは?
泉さん:造園関係の資格を色々受けてみようと思っていて、牧田先生の授業(庭園学)でエクステリアプランナーについて知って、興味を持ったことがきっかけです。

Q. どんな勉強をしましたか?
草野さん:泉さんと週一回勉強会をしました。過去問をひたすら解いて、授業で使用した参考書(エクステリアプランナーハンドブック)を参考に、間違った箇所を確認、空いた時間で、実地試験で用いる素材の名称や寸法を考えて覚えるという作業をしました。

Q. エクステリアの勉強の楽しいところは?
泉さん:ゾーニング図を描く際、素材を考える参考にと牧田先生からエクステリア素材のカタログをもらって、それを基に自分で想像しながら考えるのが楽しいです。
草野さん:その家の住人がどのように庭を利用するのか、その要望に応えられる素材を考えるのが楽しいです。

Q. 将来の夢は?
泉さん:将来は造園に関する仕事をしたいと考えています。具体的にはまだ考えられていませんが、植物に強い人になりたいと思っています。
草野さん:卒業後は庭園の設計やデザインに携わる仕事につきたいと思います。

 造園学という専門分野を学び始めて約半年でチャレンジしたお二人、やってみようという気持ちが素晴らしいと思います。授業内容を把握し、もう一歩踏み込んだ勉強を自ら行い、チャレンジして合格できました。現在3年生になって、コンクールの課題に向かっていますが、後輩たちを引っ張る頼もしい存在となっています。南九州大学環境園芸学部では、資格取得に向けて頑張っている学生を応援しています

 エクステリア(exterior)とは、主に住宅・建築の分野において室内のインテリアに対して「屋外の設備」全般を指す意味で用いられます。エクステリアプランナーは、エクステリア工事に従事する設計、工事監理の資格を認定して、技術、知識の向上を図るとともに、エクステリア工事に対する信頼性を高め、快適で豊かな住環境や生活環境の向上に寄与することを目的として制定された制度です(民間の資格)。2級エクステリアプランナーは、一般住宅や共同住宅の建物廻り(外構)全般の設計に従事する基本的知識を有している者に与えられる称号です。全国の多くの自治体では「まちづくり条例」や「景観条例」などの名称で緑化や景観整備を進めており、まちなみ景観やまちづくりを意識した外構工事や緑化が求められる環境になっています。景観との調和をとりながら、同時に住む人の快適で豊かな住・生活環境の向上を実現する、エクステリアに関する技能がますます重要となっています。